2013年08月19日

テーブルランナー パイピング

先日 細いパイピングをつけた六角形のテーブルランナーの依頼があり
リバーシブル仕様で製作しました
巾450mm 長さ3800mm程度の 長いテーブルランナーです


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パイピングにはタコ糸をバイアステープ巻き込んで作りました


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生地はカーテン生地で 適度な厚みとはり感を出すために
接着芯を 表・裏生地に貼り付けです



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リバーシブル仕様で 最後にステッチ仕上げとするため
ステッチをかけると 多少仕上がり長さに縮みが出る場合があるので
縮み分を考慮して 長めに生地をカットして パイピンを縫い付けます
縮みの誤差は 仕上げないとわからないので 1cm程度の長さの誤差は考慮してもらいました



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裏生地を 縫い付けたパイピンに合わせて 中表で縫い合わせます



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縫い合わせたもの返して 表からステッチをかけていきます
縫い糸は 表裏の生地色に合わせて 上糸・下糸を替えています



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仕上がるとこんな感じです
画像ではつけていませんが 三角の頂点には 房がつく予定です


細くて長い 仕上がりのものは
直線のラインに 気を使います
今回は アイロンで仕上げるといっても良いくらい
縫う工程より アイロンの工程が多かったです


お客様へ直接納品ではないので
どんなテーブルに どんなディスプレイとなるんでしょうか
とても気になります







posted by FABRIC-KOUBOU at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | マルチカバー

2012年06月21日

ハンカチ・コースター

マルチカバーを製作していたのですが
気分転換したくなり 暑くもなってきたのもあり
ふと ハンカチがほしくなり

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ハトメカーテンを作った リネンの生地があまっていたので
額縁仕上げでハンカチ製作です


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正方形にカットした生地 角を三角に折り
15mmの折り返しとするので 折った角から 横に45mm・下に15mmのところに針を落として

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斜辺が水平になるように 生地を回転して 縫います
額縁の 仕上がり斜めの部分です



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ほつれない程度で 角を切り落とします



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15mm折り返しで縫います


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角の部分は返しておいて

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ぐるりと四辺塗って出来上がりです



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45cm*45cmで作ったので ハンカチとしてだけではなく
折って 巻いて 見た目きれいではないですが
高級レストランのテーブルナプキン気分でいかがでしょうか






片付けようと思い ミシンの引き出しを開けると
三巻押さえがあり 

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マルチカバーの細長い端切れがあるので

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何故か ふと コースターを作ろうと思いました


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三巻押さえは 細い三つ折を縫うときに使用します
慣れないと使いにくいのですが

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3mmくらいでしょうか 折り返して縫ってくれます



両脇を三巻ロックして 適当な長さでカットして

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ほつれ止めの直線縫いを入れて 目打ちで横糸を抜いて フリンジにしました



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出来上がりは こんな感じです
リネンの風合いは いいですね




以上で 気分転換終わります









posted by FABRIC-KOUBOU at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | マルチカバー

2012年06月10日

テーブルランナー マルチカバー 製作

今回はお客さまお持込の生地
マルチカバー 額付のテーブルランナー加工です


マルチカバー

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生地は ポリエステルのカーテン生地のようです
リバーシブルで使用して ヘム3つ折り角の部分を斜めに仕上げて下さいとのことでした

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ヘムを25mm三つ折りで縫製します

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25mmなので 50mmで斜めに折り三つ折りにしていきます
(生地に巻き癖があり縫製 苦労しました)

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縫製します

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こんな感じです



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裏側

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共生地で クッションも製作しました




テーブルランナー

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生地は ポリエステルと思われます
裁断すると 生地がほつれてくるので周囲ロックをかけました
額に使用するのは 畳の縁です(手芸生地屋さんではいろいろ販売してますね)
仕上がり巾 320mmと360mm・450mmで 320mmは額を細く(4つ折り)
360mm・450mmは 額を広く(2つ折り)で仕上げます



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バイアステープの縫製のように
折り目をつけ縫いつけていきます

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コーナーの部分は生地のそれぞれの辺に合わせて 角がずれないようにしながら
テープをくいっとまげ 

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三角に倒し きわまで縫います

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返し縫して一度針を抜き テープの三角部分を反対に折り倒し 針をきわで落とし
返し縫して 縫っていきます

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仕上がるとこんな感じです

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テープの継ぎ目が目立たないようにとのことなので
角で縫い合わせています 
今回は生地がそれほど厚くないのでよいのですが
厚い生地だと(生地が幾重にも重なるので)出来ない場合もあります

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仕上がりはこんな感じです
使用している畳の縁 こしがあるので縫製ちょっとだけ大変でした



額 二つ折り

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マルチカバー・テーブルランナー など
ちょっとしたアクセントとして使用するのもよいですね




畳の縁 と カーテンの芯地

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上 弊社使用の75mmニット芯地
下 今回使用した畳の縁

先日 東京の卸やさんと話していたのですが
カーテンが一般的に普及しだしたのが 戦後のことで
RC造のアパートが建設されはじめ そのころはインテリアという言葉も一般的ではなく
(室内装飾と言ってたそうです) 洋風な生活スタイルがもてはやされるようになり
和室が減り 洋室(畳からフローリングへ)が増えました

現在一般的にカーテンの芯地の幅 75mmが多いのですが
もともとは畳の縁の寸法が75mmで 需給の関係で 縁を製作していた工場が同じ機械でも
製作できるカーテン芯地を製作したのがはじまりで
現在 おおくのカーテンの芯地の幅が一般的に 75mmとなっているようです










posted by FABRIC-KOUBOU at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | マルチカバー