今回はお客さまお持込の生地
マルチカバー 額付のテーブルランナー加工です
マルチカバー

生地は ポリエステルのカーテン生地のようです
リバーシブルで使用して ヘム3つ折り角の部分を斜めに仕上げて下さいとのことでした

ヘムを25mm三つ折りで縫製します

25mmなので 50mmで斜めに折り三つ折りにしていきます
(生地に巻き癖があり縫製 苦労しました)


縫製します

こんな感じです

裏側

共生地で クッションも製作しました
テーブルランナー

生地は ポリエステルと思われます
裁断すると 生地がほつれてくるので周囲ロックをかけました
額に使用するのは 畳の縁です(手芸生地屋さんではいろいろ販売してますね)
仕上がり巾 320mmと360mm・450mmで 320mmは額を細く(4つ折り)
360mm・450mmは 額を広く(2つ折り)で仕上げます

バイアステープの縫製のように
折り目をつけ縫いつけていきます

コーナーの部分は生地のそれぞれの辺に合わせて 角がずれないようにしながら
テープをくいっとまげ

三角に倒し きわまで縫います

返し縫して一度針を抜き テープの三角部分を反対に折り倒し 針をきわで落とし
返し縫して 縫っていきます

仕上がるとこんな感じです

テープの継ぎ目が目立たないようにとのことなので
角で縫い合わせています
今回は生地がそれほど厚くないのでよいのですが
厚い生地だと(生地が幾重にも重なるので)出来ない場合もあります

仕上がりはこんな感じです
使用している畳の縁 こしがあるので縫製ちょっとだけ大変でした
額 二つ折り


マルチカバー・テーブルランナー など
ちょっとしたアクセントとして使用するのもよいですね
畳の縁 と カーテンの芯地

上 弊社使用の75mmニット芯地
下 今回使用した畳の縁
先日 東京の卸やさんと話していたのですが
カーテンが一般的に普及しだしたのが 戦後のことで
RC造のアパートが建設されはじめ そのころはインテリアという言葉も一般的ではなく
(室内装飾と言ってたそうです) 洋風な生活スタイルがもてはやされるようになり
和室が減り 洋室(畳からフローリングへ)が増えました
現在一般的にカーテンの芯地の幅 75mmが多いのですが
もともとは畳の縁の寸法が75mmで 需給の関係で 縁を製作していた工場が同じ機械でも
製作できるカーテン芯地を製作したのがはじまりで
現在 おおくのカーテンの芯地の幅が一般的に 75mmとなっているようです
posted by FABRIC-KOUBOU at 20:30|
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マルチカバー